TptE:0に登場するキャラクター達
◇神王ジェハイム◇
天界の王であり魔王オーウェンと幼なじみの男。
王という立場にありながらいつもヘラヘラとしたひょうきん者で、
勉強や国の統治よりもオーウェンと遊んでる方が楽しい。
面白いことや楽しいことが大好きな好奇心旺盛な性格をしており
、気になったモノには自分が納得出来るまでとことん追求する。
神に選ばれし天使という事もあってか魔力量は異常なほどの
量を蓄えており、太一の魔法なら1人で何でも
使いこなせてしまう。
莫大な力を持ってはいるが、
生まれ持った善性故かその力を悪用するような真似は一切しなかった。
オーウェンとは幼い頃から仲が良く、天使と悪魔の関係が良好なのも
一重に彼らが深い絆で結ばれていたが故のもので、彼らが共に居る限り天使と
悪魔は共に支え合って生きていけることだろうと思われていたが、
ある時神王が魔王の嫁を殺害したことによりその関係に亀裂が入り決別。
この出来事がその後数千年にも渡る魔天戦争が勃発するキッカケとなった。
この件に関してジェハイムは一切言及しないようにしているようだが、
戦争が始まった後の世界においても神王はオーウェンのことを
心から大切に思っており、また彼の嫁を殺害したのも
ジェハイム自身の意思ではないのだとか……。
「今日もいい天気だねえ!
かけっこするには持ってこいの天気じゃないか!
キミもそう思うだろうオーウェン!」
「うーん、ゴメンね!ボク難しい話は嫌いだ!大事なのは楽しめるかどうかだろ?」
「…………キミを裏切ってゴメンね、ボクのことは決して許さないでおくれ」
◇魔王オーウェン◇
魔界の王であり神王ジェハイムの幼なじみ。
幼い頃から無口無愛想な性格をしており何を考えてるのか
分かりにくい男で、ジェハイムとは全く正反対の性格では
あるが彼のそばに居るのは別に嫌いじゃないらしい。
表情には分かりにくいが、己の国の民である悪魔のことも
天使のこともジェハイムのこともそれなりに好きではいる。
ジェハイムとは違い勤勉かつ真面目な性格で、
どこか堅物な印象を受ける。何においても慎重に行動するため
ジェハイムの無鉄砲な行動には日々呆れている。
天使の女を嫁に持っており、魔王とその王妃として共に仲良く
暮らしていたが、ある時愛する嫁をジェハイム殺害されてしまい
それをキッカケにジェハイムと絶縁、天界と天使との交流も断絶し戦争を勃発させた。
親友であり幼なじみでもあるジェハイムから裏切りを受けたオーウェンは
ジェハイムと天使たちを心から恨み憎むようになり、
もう誰も信用しまいと心を閉ざし
己の配下として支配した者以外には信頼を置かなくなった。
「お前の行動にはつくづく呆れる」
「もう少し冷静にはなれんのか ジェハイム」
「愛する妻を殺した貴様を、我は決して許しはしない」
◇聖騎士天使 ミュー◇
星に選ばれた聖騎士天使。
天界側の最大戦力として魔天戦争を引っ張った男。
神王ジェハイムが平民の女と作った子供であり、彼の隠し子でもある。
ジェハイムの血を持って生まれた故か性格はとても優しく慈悲深く愛情に
溢れており、全ての生きとし生きるものを愛する慈愛の天使であった。
かつては悪魔の親友グロックと共に平凡な生活を送っていた
ミューだったが、魔天戦争が起きたことをキッカケに、
天使や悪魔が幸せに生きる道を探すべく騎士になるこを決意。
その際、戦争により決別せざるをえなくなった親友のグロックから
不思議な魔法がかかった金平糖を貰っており、それをお守りとして
大切に持ち歩いていたが、その魔法の金平糖がキッカケとなり彼の
人生は大きく変化した。
魔法の金平糖によって常に幻覚状態にいる彼は、現実の物事を
正常に認識することが出来なくなってしまい、
主に彼が苦手とする血や死などの恐怖対象を
自分の都合の良いように解釈するようになってしまう。
金平糖の幻覚作用によって他人の死や血を認識出来なくなった彼は、
その手に握る聖剣で無数の悪魔を「眠らせて」きた。
戦争で苦しむ彼らがこれ以上辛い思いをしないよう、怖い思いをしないよう、
星を纏ったその聖剣で彼らを眠りに誘い解放し続けていたが、
実際は何人もの悪魔を傷つけ殺しているだけだった。
まだ決別して間もなく互いを憎み嫌うことが出来なかった天使と悪魔が、
後々の世界で互いを心の底から忌み嫌うようになったのは、
ミューが一方的に悪魔を殺害しまくった結果悪魔たちが天使を憎むようになり、
そして往復として天使が悪魔に殺されたことで天使が悪魔を憎むように
なったせい。種族間の関係が悪化したのはミューの行いが原因だった。
そんな事実も知らず、彼は今日もまた苦しむ悪魔を解放するためその剣を振るうのだった。
「戦争なんてダメなのね、みんなが平和に幸せに生きる世界を作るべきなのね」
「苦しかったよね、怖かったよね。もう大丈夫なのね、これからはゆっくりお休みなのね」
「ボクは天使のミンナも悪魔のミンナもだーーーいすきなのね!」
◇色欲の大罪因子を持つ悪魔 グロック◇
ミューの幼なじみであり、
「色欲」の大罪因子を宿らせている悪魔の男。
多少性格に難アリで、酒や性など爛れた生活を送ることを好んでいるが
ミューに対しては常に真っ直ぐ向き合って接していた。
魔天戦争が起きたことをキッカケにミューと決別してしまい、
それを期にどんどん色欲へと溺れ堕ちていった。
天使と悪魔のハーフであるせいでやたら天界の兵士に狙われたり、
天使に恨みを持った悪魔にボコされたりと散々な目に遭いながらも何とか
生き残るために男女問わず様々な連中と夜伽を共にしその場暮らしの
日々を送っていた。色欲に溺れた彼にかつてミューとともにいた頃の
好青年らしい面影はなく、堕落した毎日を過ごしていたが、
ある時 体を重ね恋人となった悪魔に見捨てられ、
限界を感じた末親友であり今は対立関係にある天使ミューに
助けを求め縋りに行った。
天兵の目を盗みなんとか久々の再会を果たすことに
成功するミューとグロック。
かつての親友を前に、また再び共に手を取りあって生きていける
かと思いきや、魔法の金平糖により幻覚状態にあったミューは、
苦しむグロックを解放するべくその剣をグロックに振るった。
親友であり幼なじみでもあるミューの昔と変わらない無邪気な笑顔を
前に腹を貫かれたグロックは、彼の名を呼ぶことも出来ずに
そのまま息絶えてしまう。
「ミュー、あんまり走ると危ないぜ」
「俺が"そういう事"してるってこと、アイツには内緒だからな?」
「……ミュー、やっと会えた、俺…俺、やっぱりお前と一緒じゃないと嫌だ」
「……………………………どうして?」
◇暴食の大罪因子を持つ悪魔 リュンヌ◇
設定リメイク中。。。
◇嫉妬の大罪因子を持つ悪魔 マヴィ◇
設定リメイク中。。。
◇強欲の大罪因子を持つ悪魔 ナディラ◇
強欲の大罪因子をその身に宿した悪魔の男。
リュンヌとマヴィとは一応友人関係にはあったが、2人のことは
あまり好いておらず、一方的に絡まれているような状態。
元より性格がひねくれており、天使と悪魔が仲の良かった
時代のときですら天使のことをあまり好ましく思っていなかった。
平和で争いのない長閑な日常を心の底から退屈と感じており、
この退屈が壊れる日をずっと待ち続けていた彼だったが、
魔天戦争が始まったことをキッカケに今まで抑え込んでいた
ありとあらるゆ欲求を爆発させるようになった。
戦争の勢いに肖り罪のない天使を殺してみたり、
気まぐれに同族の悪魔を殺してみたり、平和だった時代では
到底出来なかったようなありとあらゆる罪を犯した。
その度彼の心は「もっと楽しみたい」「もっと殺したい」
「もっと満たされたい」という強欲の心に支配されるようになった。
友人である2人とも縁を切り、好き勝手に生きていた彼だったが
、ある時その冒涜的な行動に気づいた天界の女神によって
「祝福魔法」を掛けられてしまい、女神の力により
彼の自我と容姿は「天使」の姿へと変えられてしまい、
事実的な制圧を受けることとなる。
「退屈だなあ…何か面白いこと起きないかなあ」
「毎日毎日そんな意味のわからないことばかりして、暇なの?キミたち」
「アハハハッ!楽しい、楽しいよ!もっと殺させてよ、もっと悲鳴を聞かせてよ、もっと、もっともっと!僕を満たしてよ!」
「ふざけるな!ふざけるな!ふざけるな!!何が祝福だ、そんな物で僕の、この僕の意思を奪おうなんて、許さない、オマエら絶対に許さない!!!覚えてろォ!!!!」
◇幸福の天使 ナディラ◇
女神の祝福魔法によって天使へと
変えられてしまった悪魔ナディラの姿。
天使に変え天界に身を置かせることで悪魔であるナディラの暴動の無力化し、
更には元来悪魔が生まれ持っているとされる「大罪因子」について研究するため
その監視を目的として女神の手によって制圧された。
今の彼にかつて悪魔だった頃の自我はなく、
初めは己が誰であるかすらも分からなかったようだが、
彼の身柄を保護した天使たちによって「幸福の天使」の称号を与えられ、
今では救いを求める人間たちを救うため、人間界で身寄りのない子供たちを
集めた孤児院を開き平和に暮らしている。
求めども満たされぬ強欲と、全身を駆け巡るような殺人衝動も
今の彼には縁のない話だが、時折物凄く人を傷つけたい衝動に駆られることがある。
強欲の大罪因子は自我を失った彼の潜在意識の奥不覚で今なおも燃え盛っている。
「僕………ぼくは、だれだっけ?どうしてここにいるんだろう?」
「女神様は大好きだよ、ぼくをたくさん愛してくれるから。女神様を喜ばせるためにも、いっぱい頑張らなくちゃ!」
「人間はいいひとばっかりだよ、彼らのためなら何だってしてあげれちゃうよ」
「…時々、なにか大事なことを忘れてしまっている気がするんだ。……なんだろう?」
◇傲慢の大罪因子を持つ悪魔 シェーヴル◇
傲慢の大罪因子をその身に宿す悪魔。
今でこそ悪魔として日々の生活を送っているが、
元々は悪魔を心の底から嫌っていた天使の兵士だった。
悪魔との戦いの中で致命傷を負い何とか一命を取り留めたものの、
同じ仲間である天使から裏切られ見捨てられてしまう。
信じていた仲間からの裏切りを受け絶望した彼は、
天使を憎み恨むようになり、その怨念がエネルギーへと代わり
堕天し悪魔となってしまった。
裏切られた恨みのまま目に映る天使を殺し回っていたところ、
同じく天使を恨む同胞である悪魔「アヴェナ」に拾われ、
同じ目的を持つ同士として、また自分よりも強らかな力を持ったアヴェナを
己の「主」として、彼に付き従うことを決意。
行き場を失い暴れていた自分を救ってくれたアヴェナのことを心から尊敬しており、
彼のためならどんなことだってこなせてしまうほど。そんな彼のアヴェナに
対する忠誠心はいつしか酷く歪んだ形と変わり果て、
自分こそがアヴェナにとっての優秀な配下であり、自分こそが
彼の苦しみを分かってあげることがてわき、自分こそが彼の
隣に立つにふさわしい存在なのだという「傲慢」の感情に支配されることとなる。
歪んだ忠誠心と傲慢の因子をその身に宿し、アヴェナと共にこの世の天使を
全て滅ぼすことを夢に共に歩んでいたが、とある事実が発覚した事によ
り最終的にアヴェナの手によって殺害されることとなる。
「悪魔はこのオレが一匹残らず殺してやるんだ!」
「許さない、許さないッ…オレを裏切ったテメェらを絶対に許さない!!!!」
「アヴェナ様!共にあの憎き天使を滅ぼしましょうね!」
「ごめ なさい、ごめん、なさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
◇憤怒の大罪因子を持つ悪魔 アヴェナ◇
憤怒の大罪因子をその身に宿す悪魔の男。
常に無愛想で何を考えているのかが分かりにくく、
天使のことを心の底から恨んでおり彼らの種族を滅ぼすために
数多の魔術を研究している魔術師。
かつて魔天戦争が起きる前までの彼はとても温厚で人当たりの良い好青年で
愛する1人の悪魔の女と共に平和な日々を送っていたが、
魔天戦争が始まったと同時に天使の兵士に愛する彼女を殺されてしまい、
同時にその兵士によって片目を奪われることに。
大事な人を奪われた恨みにより天使を憎むようになった彼は
「憤怒」の大罪因子に支配され、天使やそれに関わる情報を
前にすると酷く憤怒するようになった。
天使という種族をこの世から滅ぼすためにありとあらゆる古代魔術や
禁忌魔術などを研究しはじめた。
そんな中で天使を殺し回り暴走するシェーヴルと出会い、
自分と同じく天使を憎む彼を放っておけなかったアヴァナは
行き場が無いと嘆くシェーヴルを拾い、
天使を憎む同士として彼を傍に置くことにした。
己を主だと慕い付きまとうシェーヴルのことを若干
疎ましく思ってはいるが、命令に忠実に動く優秀さは
信用している。
同じ志を持つ者同士として共に歩み生きていたが、
ある時 かつて己の愛する女の命を奪い、己の片目を奪った
天使の兵士がかつて堕天する前のシェーヴルであったことを
知り、怒りのままに彼を殺害。
その後愛する者の仇を打ち未練を失った彼は、
愛する者の元へと行くために己の魔術回路を切り裂き
その命を絶った。
「なぜ彼女が死な無ければならなかった!!そんなに争いたいなら俺がこの手でお前たち天使を根絶やしにしやる!!!」
「この魔法は天使の魔術回路を破壊し文字通り脳死させる禁忌魔術だ。お前には到底扱えん魔法だから変なことは考えるなよ、シェーヴル」
「………お前と俺は同じ世界を夢見る同士だ。俺たちから全てを奪った憎き天使が滅んだ世界をな。」
「お前が、お前が、あの時、オレから全てを奪った、あぁ最悪だ、何故気づかなかった?何故、なぜ、なぜ!!早くお前を殺していればよかった!!!」
◇怠惰の大罪因子を持つ悪魔 ウィスタリア◇
怠惰の大罪因子をその身に宿…していた悪魔の男。
元々貴族の出身で金にも富にも何にも困らぬ豊かな生活を
送っていた彼であったが、その日々は酷く退屈なもので、
少し望めば全てが手に入る己の人生に何もかもがどうでもよくなってしまい
怠惰の大罪因子に支配されることとなる。
しかし、大人になったある日、とある天界の名家の女と
政略結婚を行うよう命じられた彼だったが、婚約者の弟であるロランジェと
名乗る1人の天使の男と出会う。
綺麗な顔立ちでありながらこの世の全てを退屈そうに見つめる彼に
親近感を覚え何となく近寄ったウィスタリア。
最初はロランジェからは酷く疎ましがられていたが、
次第に心を開くようになった彼にどんどん惹かれていき、
「何にも期待出来ない退屈な日々を怠惰に生きる」だけだった
ウィスタリアは、いつしか1人の天使を喜ばせるために奮闘するようになり
ロランジェとの出会いがキッカケで
「怠惰の大罪因子」の支配から開放されることとなる。
いつしか互いに惹かれ合った2人は女との婚約を投げ出し
2人だけで逃亡、その後退屈しない毎日を互いと共に暮らしていた。
その後すぐに魔天戦争が始まり天使と悪魔は対立せざるを得ない
状況となったが、彼らにとっては互いさえいれば問題はなく、
戦争に関しても無関心であった。
しかし、そんなウィスタリアの平和と幸せを奪い壊すかのように
ある時自分たちの元へと攻め込んだ悪魔の軍団が恋人である
ロランジェを殺害してしまう。
同じ悪魔であったが為に命を狙われることは無かった
ウィスタリアであったが、愛する人を殺されてしまったことを
キッカケに、この戦争の先導者である魔王を心の底から恨むように。
愛する人を失った彼は、この戦争の首謀者である魔王を殺すため、
ありとあらゆる禁術を用いてこの先何千年と生き延び
魔王を殺害するために人生の全てを捧げるようになる。
「何もかもがつまらない、何をしたって全てが手に入るなら 何もしなくたっていいんじゃないか」
「お前を見ていると何故だかどんな事をしてでもお前を笑わせてやりたいと思ってしまう。こんな気持ちは久しぶりだ」
「ロラン、お前が居てくれたおかげで俺の人生は光を取り戻したんだ。お前が俺の光だ、お前だけがそばに居らばいい、俺はお前を愛している」
「どうして あの子が 殺されなければならなかったんだ?許さない、魔王、お前を、絶対に、この手で____」
◇美しい天使 ロランジェ◇
ウィスタリアの恋人の天使の男。
ウィスタリアと出会う前は己の退屈な人生に飽き飽きとした
日々を送っており、何に対しても関心を抱かず空っぽな心を
引きずって生きていたが、自分のために懸命に尽くす
ウィスタリアによって心を動かされ、いつしか彼に
想いを寄せるようになっていた。
ウィスタリアは自分の姉の婚約者であったが、
自分たちが両想いであるとわかった際に姉の目を盗み
全てを裏切り彼と共に逃げることを決意。
家族との縁を切り、知り合いのいない新天地で愛する男と2人きり。
あの退屈だった日々が嘘かのように満たされた幸せな日々を
送っていた彼だったが、ある時突如として現れた悪魔の兵士軍団の
手によってその羽を切り落とされ、美しい目を抉られ、
無惨な形で殺されてしまう。
激しい痛みと苦痛に苛まれながらゆっくりと
意識が遠のいて行く中でも、愛する男のことを想い、
その温もりに抱かれる幸せな日々を夢想しながら
ゆっくりと息絶えていくのだった。
愛する者の愛に包まれ息絶えた彼は、最期まで幸せであった。
「どうでもいい、知ったこっちゃない。オレにとっては全部その程度のものだよ」
「何?お前。鬱陶しいんだけど。あんま絡んでこないでくれる?」
「ねえ、ウィス、オレたち両想いなんだよね?それなら一緒に…どこか遠い場所へ逃げちゃおうよ」
「ダーリン、オレね、オレ………今、本当に幸せなんだ。キミが居てくれるなら他に何もいらないよ」