聖騎士天使ミューが堕天した姿。
聖騎士と崇められるようになってまで彼は己の過ちに気づくことは
なかったが、ある時己の前に現れた親友の悪魔を殺してしまった
事で幻覚作用が解けてしまい、今まで自分が無数の罪なき
悪魔を殺してしまったこと、
大事な親友をこの手で殺害したこと、
全ての真実を知り絶望の末堕天してしまう。
堕ちた天使は用済みかの如く、今まで彼を慕っていた民たちは
手のひらを返し、堕天した彼を迷うことなく処刑した。
己の過ちに気づき絶望した天使は、
最愛であった天使の民たちに指差し罵られ死んでいくのだった。
「ああ、あぁ、ボクは、ボクはなんてことを、してしまった、のね」
「許さない、許さない、許さない、オマエらなんかみんな、みんな死んじゃえばいいのね」
「オマエたちを 守ろうなんて考えた ボクが 馬鹿だった」
みんなを幸せにしたかった
ただそれだけだったのね。
それだけ、だったのね。